ブラジルはフルーツの宝庫です!このブログでは、日本では見ることのできない「ブラジルの“珍”果物」を選りすぐりで「5つ」ご紹介します。ブラジルの果物に関心がある方、そしてブラジル旅行で日本では食べられないものを食べたいと思っているアナタにお勧めの記事です。
珍フルーツセレクション その①:「カカオ」
「カカオ」の実を食べることが出来ると知ったのは、Bahia州のSalvadorの近く、Morro de São Pauloという観光地に行った時のことでした。
夜店を順番に見ていると、果物のカクテルを作る屋台があり、メニューを確認・・・
なんだ?この「カカオの実のカクテル」ってのは?
ちょっと待て!カカオってチョコレートの原料だよね?苦いよね?っていうかフルーツじゃないよね?っと、頭が少々混乱気味。
店員さんに「これってチョコレート味のお酒なの?」と聞くと、相手は大爆笑。 まぁ飲めばわかるということで、さっそく注文することに・・・。
店のお兄ちゃん、大きなカカオの実を取り出す。 それを刃物で真っ二つに。
すると中から「白い色の果肉」とそれにまとわりつく「茶色い種」がひょっこり。
お兄ちゃんは、種を除いて、その果肉をシェイカーに入れてシャカシャカ、シャカシャカ。
あっという間に、「カカオ・カクテル」の出来上がり~
白いカクテルだが、これでチョコレートの味がするのか?
恐る恐る味を見る・・ 「う、うまい。でもチョコレートの味ではない・・・」
まぁ、そりゃそうですよね。
チョコレートになるのは種の部分なので。
お味はライチの様な感じですね。 お酒との相性は抜群で、南国を味わえる「珍フルーツ」でした!
妻も大満足です。!
珍フルーツセレクション その②:「ジャブチカバ」
この名前を聞いたことがある日本人はほとんどいないと思います。 わたしもブラジルに行くまで知りませんでした。
なんでもブラジル人の友人が言うには、ブラジルには「枝」ではなく「木の幹」に直接実がなるフルーツがあるのだと・・・
始めてブラジルで「ジャブチカバ」を見たのは、Minas Gerais州のボランティア活動に参加したときでした。
ある家の敷地に入ると、子供が棒を持って木をバンバン!!ってしてます。
なんだ、動物でもいるのかな?って思ったら、どうやら木の実を取っているらしい。
近づいて確認したら、なんとそれが私と「ジャブチカバ」のファースト・コンタクトだったのです!!
こんな感じで、「枝」ではなく「幹」に実がなっています。
チョット気持ち悪い・・・
で、実の中はこんな感じです。
味はですね。食べだすと止まらない美味しさです。
皮の近くはとても甘くて、種の方に近づくと甘酸っぱくなる。
この風変わりな珍フルーツはブラジルに行ったら必見、いや「必食」ですよ!
珍フルーツセレクション その③:「アテモイヤ」
「ブラジルには「練乳味」の果物があるんだぜ~、へっへ~」と友達のブラジル人から聞きました。
「またまた大げさに言ってるね・・」って最初は思いました。
その友人が持ってきてくれたのが、この珍フルーツ「アテモイヤ」。
半分に切ると・・・
ウーム、なんだがムニムニして気持ち悪い。
本当に「練乳」の味がするのか? 半信半疑でパクリ・・・
ムムッ! この風味、そして味わいは!! そうだ確かに「練乳」の味だ!!
クセになる美味しさでした。 すまない、わが友よ、不覚にも君のことを疑っていたよ。
アテモイヤは比較的一般的な果物なので、ブラジルに行った時はぜひ食べてみてくださいね。日本では味わえない、南国ならではの「練乳味(笑)」を楽しめますよ!
珍フルーツセレクション その④:「カジュ」
Salvadorの友人の家に行った時、ちょい悪オヤジのJoséが「よっしゃ、ワシがカジュのカクテルを作ったろ!」って言うのです。
そして、ドーンとテーブルに出てきたのがこの果物・・・
このフルーツ、実はほとんどの日本人の方は知っているんですよね。
「カジュ」⇒「カシュー」⇒「カシューナッツ」
もうお気づきですよね? これカシューナッツの実なんです。
でも、わたし達が食べているのは、ヘタの部分だけ・・・。
本当はそのボディーに、赤い美味しい実が付いているんです!
ちょい悪オヤジのJoséはおもむろに、カジュの実を切り始める。
そして、ギュッギュっと果汁を絞る・・・
絞った果汁を「カシャッサ(ブラジル産のサトウキビの蒸留酒)」と混ぜる。
ゴクッと一口・・・
む、この味は・・・なんというか・・・ 桃と梨が混ざったような味で、喉を通るときに少しザラっとする・・・
うまく言えませんが、そんな感じでした。
でも、ビタミンとか鉄分とかいっぱい入ってるんですって。 天然のフルーツ・サプリって考えたら、案外いけるかも。
珍フルーツセレクション その⑤:「ジャッカ」
なんだか悪そうな名前ですよね。
わたしがサンパウロの田舎道を歩いていると、何やら大きな物体が木にぶら下がっているのに気づく。
なんだ、これは?
一緒に歩いていたブラジル人の友人フェリッペが、 「これはジャッカっていう名前の果物だよ」 と、一言。
話していると家の人が出てきて、 「ほしいのなら、持って行っていいよ」 と、優しい言葉。
受け取ったけど、重い・・・ サイズは小さいと言っていたけど、これは重いよ。
家に帰ってから、包丁で真っ二つに割る。
すると、こんな感じ!
大きな種の周りにネットりした果実がまとわりついている感じ。
かなり味には癖があります。 う~ん、この味、なんて表現したらいいでしょうかね?
ちょっとバナナみたいな発酵臭がプンプン、味わったことのない甘さ・・・
どうぞご自分で味わってみてください(笑
ブラジルに行くと、結構そこらへんに普通に実がなってます。 時々、熟れた巨大なジャッカ実が目の前にブァッカ~ンって落ちて、真っ二つになることがあります。
頭に当たってたら死んでたよね・・・みたいな。
ぜひ、ブラジルの田舎道で木の近くを歩く時は、頭の上をよく確認してくださいね。
まとめ:ブラジル旅行に行く前にすること
前回と今回のブログで、「日本で見たことないブラジル“珍”フルーツ5選!」をお届けしました。お楽しみいただけたでしょうか?
へぇ~、「所変われば品変わる」って言うけど、ブラジルには珍しい果物がたくさんあるんだね~。旅行に行く前に、「これは必ず食べるぞフルーツ・リスト」を作っとかなくちゃね!!
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