トイレに座っても“ため息”ばかり、どんどんヒドくなる下腹部の張り・・・ほんとに便秘の時は“ゆううつ”になりますよね。
この記事では、ブラジルで2年間「マテ茶」を飲み続けて実感した驚きの便秘解消の効果、そして、日本での再現方法について分かりやすくお伝えします!
ネットで便秘解消に関して調べると、腸のメカニズムがどーだこーだ、便が出来る仕組みがあーだこーだ、理屈が多過ぎです。
医学的に便秘の理由や対処法は様々だと思いますが、この記事では私の経験を通して、「マテ茶の便秘解消の効果」だけに特化した内容となっています。
マテ茶を飲んでわたしに便秘解消の効果があったということは、他の人にも私と同じ効果がある可能性は高いと思います。
もしこれまで、いくつか便秘対策をしたのに効果がなかった方は、一つの方法として試してみる価値はあると思います。
※マテ茶の持つ「健康にいい他の効能」に関しては以下の記事をご覧ください。
なぜ「マテ茶」は便秘解消に効果があるのか?
わたしはもともと「マテ茶」に便秘解消の効能があると知っていて飲み始めたわけではありません。
ブラジルで住んでいたサンタ・カタリーナ州の人がみんな飲んでいたので、まねして飲み始めたのですが、飲み続けているうちに「便秘が改善した」ことに気づくようになりました。(そのことは後述します)
その理由が知りたかった私は、「マテ茶」と「便秘解消」の関係性をいろいろ調べ、一つの答えを見つけたので、この記事で便秘に悩むみなさんにその情報をお分かちしたいと思っています。
便秘の原因の1つは「大腸の運動力の低下」
便秘の原因はいくつかりますが、その中で最も大きなものとして「大腸の運動力の低下」があります。
簡単に言うと、このような流れで便秘になってしまうのです。
①大腸がちゃんと働かない
②便を押し出す大腸の運動が不十分になり、便が何日も大腸の中にとどまる
③その間に、便の水分がたくさん大腸に吸収される
④便がカチコチになってしまい、便秘になる
「大腸の運動の低下」、これが一番大きな便秘の原因なんですね。
だから、大腸がちゃんと動いてくれさえすれば、便秘は防ぐことが出来るということです。
ただ、問題は「どうすれば大腸がちゃんと運動してくれるのか?」ということですよね。
大腸がちゃんと動くのに必要なものは「水分」「食物繊維」「マグネシウム」
大腸がちゃんと動かなくなる主な原因は以下の3つです。
①「ストレス」
②「不規則な生活」
③「偏った食事」
とはいっても、今の忙しい生活の中で「ストレスをためないで!」とか「規則正しい生活を送って!」と言われても、なかなかすぐには難しいですよね。
そうなると、とりあえず出来そうなことは「口に入れるものを少し変えてみる」ということになりますよね。
では、大腸がきちんと仕事をしてくれるにはどんなものをお腹に入れたらいいのでしょうか?
大腸がちゃんと動くようになるには、主に次の3つの要素が必要です。
「水分」:便が大腸の中で固くなることを防ぐ
「食物繊維」:大腸の運動を活発化させ、便を押し出す働きを強化する
「マグネシウム」:大腸の中において便を柔らかくする働きがある
この3つの基本的な要素を取り入れれば、便秘を解消し、また予防できる可能性が高いと言えます。
しかし、ただ水だけをガブガブ飲み、わざわざ食物繊維やマグネシウムの含まれた材料でいつも料理を作り、最後の手段として「市販の便秘薬」を飲む、こんなことはしたくありませんよね。
もっと、手軽にそして継続的に「水分」「食物繊維」「マグネシウム」をとることの出来る便利なものはないのでしょうか?
あります!それが「マテ茶」なのです。
マテ茶には「水分」「食物繊維」「マグネシウム」がたくさん含まれている!
マテ茶はお茶ですから、「水分」に関してはまずクリアーしています。
ですので、気になるのは「食物繊維」と「マグネシウム」がどれだけマテ茶に含まれているかということです。
和田 政裕 氏 著作の「機能性と栄養に優れた南米のマテ茶「飲むサラダ」で糖尿病やアレルギー予防 」の中では、マテ茶に含まれるミネラルの比較表が載せられています。
ミネラル(mg/100g) | マテ茶 | ウーロン茶 | 紅茶 | 煎茶 |
---|---|---|---|---|
カルシウム | 792 | 330 | 430 | 300 |
マグネシウム | 340 | 200 | 200 | 200 |
鉄 | 59 | 21 | 14 | 11 |
マンガン | 96 | 70 | 35 | 30 |
亜鉛 | 5.6 | 2.8 | 3.3 | 3.3 |
食物繊維 | 0.90% | 0 | – | – |
マテ茶に含まれているミネラルでは、この表を見ても分かるように、「カルシウム」「マグネシウム」「鉄分」「亜鉛」「食物繊維」など、特に日本人に不足がちなものが非常に多く含まれています。
こうした調査を行った結果、マテ茶を継続的に飲むことによって、以下の効果が期待できることが分かりました。
①「水分」:便が大腸の中で固くなることを防ぐ
②「食物繊維」:大腸の運動を活発化させ、便を押し出す働きを強化する
③「マグネシウム」:大腸の中で便を柔らかくする
これでようやく、サンタカタリーナで「マテ茶」を飲んだ時に、便秘が解消されたことの裏付けが取れました!
「便秘解消」の強い味方「完熟アロエまるごと純しぼり」について知りたい方はこちらをどうぞ。
ブラジルで「マテ茶」を飲み続けた便秘解消の効果
ここでは、少し最初にも触れましたが、ブラジルで2年間「マテ茶」を飲み続けて実感した「便秘解消」の効果をもう少し詳しく説明しますね。
ブラジルで便秘に苦しむ
ブラジルに住みだしてから、日本ではなかったような「便秘」に私は苦しむようになりました。
いろいろ理由を考えましたが、やはり「野菜をあまり食べない、肉・米・パスタ中心の食生活」が原因ではないかと気づいたのです。
田舎町で住んでいたので、そんなに野菜の種類も多くなく、食生活を急に大きく変えるのは難しかったので、どうしたものかいろいろ考えていました。
ガウーショの「マテ茶習慣」に気づく
わたしはブラジルのサンタ・カタリーナ州に住んでいたのですが、住民のほとんどが毎日「マテ茶」を飲んでいることに気づきました。(こちらでは「Chimarrão(シマハォン)」と呼ばれています)
ヒョウタンを切って作った「クイア」という器に、「マテ茶」の葉っぱを入れて、そこにお湯を注ぐ、そしてお茶葉のフィルターの付いた「ボンバ」というお茶葉フィルター付きの金属性のストローを指して飲む。
すぐに現地にかぶれる私は、さっそくお店に行って「クイア」「ボンバ」「マテ茶のお茶葉」を買って、自宅で飲み始めることに。
サンタ・カタリーナの人は、朝から夜までだらだら「マテ茶」を飲むんですね。お湯をポットに入れておいて、飲み干したらすぐに「クイア」に注いでまた飲む。エンドレスです。
わたしもマネをして、朝からダラダラ飲み始めてみました。
お味の方は、なんと言いますか、子供のころ田んぼで遊んでいたころの「ワラ」を思い出すような感じです。
紅茶のように、ものすごく香りがよくて、美味しいというわけではありません。
マテ茶を飲み始めた効果
マテ茶を何時間もチビチビ飲んでいたらどうでしょう、なんと急に「便意」をもよおしトイレに。
最初のころはあまり意識してなかったのですが、「マテ茶」を飲むとトイレに行きたくなり、お腹にたまっていた「お荷物」が出て行ってスーッと軽くなるんです。
それで、これはまさか?と思い、マテ茶と便秘解消の因果関係を自分で調べだしたんですね。
その結果が、「なぜ「マテ茶」は便秘解消に効果があるのか?」の所で書いている内容でした。
調べてみて、目からウロコでしたね。
下剤なんか飲まずに、「栄養価の高い自然のマテ茶」で便秘が解消されるなら、こんなにいいことはありませんよね。
それからは、ただの「サンタ・カタリーナかぶれ」ではなく、ちゃんと「マテ茶」の効能を考えて飲むことができるようになりました。
2年間のサンタ・カタリーナの生活の中では「マテ茶」に本当に助けられました。
健康にもいいし、便秘も解消するし、いいことばかりです。
日本で「マテ茶」の便秘解消効果を再現してみた
ところが、日本に帰ってくると、サンタ・カタリーナではスーパーで普通に売っていた「マテ茶のお茶葉」が売っていないんですね。
売っているのは、ティーバッグに入った「形ばかりのマテ茶」・・・
またまた便秘の兆候が戻ってきました。
さあどうする?
なんとか日本で本場の「マテ茶」を再現してみよう!
なんとか、本場のマテ茶を日本で再現できないか、ネットで検索してみることにしました。
すると、ブラジルから輸入されている「マテ茶」を発見!
さっそく購入してみることに。
届きました!楽しみですね。
しかし、ここで気づく。
あ、しまった「クイア」と「ボンバ」は日本に持って帰らなかったんだ・・・
クイアとボンバ、サンタ・カタリーナで買うと安いんですが、日本で買うと高い・・・
こんな感じです。
こんなもの買ってる場合じゃない、もっといい方法をさがそうと知恵を絞る。
マテ茶を飲む時の「基本的な作法」は結局はこの3つなんですよ。
①器に「マテ茶のお茶葉」を入れる
②お湯を注ぐ
③少し待って飲む
これだけなんですね。
それなら、「コップ」と少し深めの「茶こし器」を準備して、そこに「マテ茶のお茶葉」を入れ、お湯を注いだらいんじゃないか?と考えたわけですよ。
それで、以下のステップで、本場そっくりの「和製マテ茶」を作ってみました!
ステップ①
百均のSeriaで「深めの茶こし器」を購入
ステップ②
「茶こし器」をセッティングし、「マテ茶」を30~40g入れる
(入れすぎると茶こし器の目が詰まって、うまくマテ茶がコップに落ちません)
ステップ③
70~80℃くらいのお湯を注ぎ、お茶葉全体がお湯に浸るようにし、数分待つ・・・
(熱湯を注ぐと苦くなるので注意)
出来ました!和製シマハォンの完成です!!
この緑の輝き!素晴らしいですね。
一度お茶を出しても、お茶葉はすぐ捨てなくてもだいじょうぶですよ!
何度でもこのお茶葉は使えます。
サンタ・カタリーナでは、ブラジル人の皆さん、同じお茶葉にお湯を入れて何度も飲んでますから。
さあ、では日本再現版の「マテ茶」でも便秘解消の効果がるのでしょうか?
実際に日本再現版「マテ茶」と飲んでみると・・・
正直、このマテ茶を購入するまでは「便秘の症状」が続いていました。
日本再現版のマテ茶を作り、サンタ・カタリーナの思い出を胸に飲んでみます。
飲むときのコツは、1.5リットルくらいの量を何時間もかけてゆっくり飲むことが大事です。
多いと思うかもしれませんが、南米の人は1日で2~3リットルのマテ茶を飲むと言われていますので。(さすがにそこまでは無理・・・)
朝の9:30にマテ茶を作り、そこからゆっくり飲み始めます。
ブラジルにいた時と同じ感じで、一杯飲んではお湯を注ぎ、また飲む。しばらく休んで、またお湯を注いで飲む・・・この繰り返しです。
お茶葉を「茶こし器」に入れて、お湯を注ぐと「細かいお茶葉」がコップの底にたまりますが、問題はありません。
この中に多くの食物繊維やミネラルが含まれていると言われています。
ティーバッグの場合だと、これが再現されないんですね。
マテ茶を口に含み、飲み込むと、喉にザラっとした感覚がありますが、これは細かいお茶葉の感覚です。
サンタカタリーナで何百回もブラジル人の友人が入れてくれたマテ茶を飲んだ時も同じ感触がありました。
まさに本場の通りの「マテ茶」の再現です!!
雑用をしながら、休み休み2時間くらい飲み続けた時でしょうか、11時30分くらいから、あのブラジルでいつも感じていた「お腹の感覚」が再び!
さっそくトイレに直行します。
おぉ、出ました!(何が出たかは言いません)
ずっと便秘気味だったのですが、なんと日本でも「マテ茶の便秘の解消効果」が再現できました!
マテ茶と一緒に使いたい「頑固な便秘対策 オリゴ糖」に関心がある方はこちらをどうぞ。
健康にもよくて、おまけに便秘まで解消してくれるなんて、いうことありませんよね。
(マテ茶の持つ「健康にいい他の効能」に関しては以下の記事をご覧ください)
いろいろ工夫して日本で再現してみた価値はありました!
まとめ:便秘解消に「マテ茶」をお試しあれ!
今回は「マテ茶の便秘解消の効果」について書きました。
ブラジルに行かなくても、この日本で現地と同じ「マテ茶」を再現することが出来たことはホントに驚きでした。
便秘の原因は様々で、その解消方法も人それぞれだと思います。
しかし、私の場合はこの「マテ茶」によって便秘解消の効果を実感できましたので、便秘にお悩みの方は、一度試してみる価値はあると思います。
便秘は本当にストレスです。
薬に頼らず、健康的に便秘を解消したいと思っている方、ぜひこの「マテ茶」をお試しください。
健康にもいいマテ茶の効果で、「お腹スッキリ」の経験が出来ることを願っています!
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